12月4日 

8:44 授業開始

  授業の流れ確認

 

8:45 速読「自国の常識と日本の常識」

   ・5分間でどこまで読めるか

8:51 速読に関して簡単なQ&A

 

9:04 練習(5) 指示語

 

9:11 精読「竹取物語

  ・ペア読み→答えの確認

  ・答えの確認→全体を回りながら間違っている箇所は個々に指導

 

9:25 精読問題 全体で確認

 

9:35 google form「自国の『月』に関する昔話」

  ・音読して聞いてもらう→5分で問題

  ・答え合わせ

9:50 竹取物語についてfollow up

  ・文型の確認

9:55 先週のクイズ確認→授業終了

 

google formに関して≫

・今回は中国語からの固有名詞が多く、内容も難しかった。先生からアドバイスを頂いたのでまず初めに自分が音読して問題をやってもらうという形を取った。今回はそちらの方がよかったと感じたものの、進め方をもう少し工夫しても良かったのではと考える(例えば作文1を読んだらその問題を先に解く等)

・やはり最後の作文が難しかったのか、見て回ったが学生ですべての問題を解き終わったひとは1,2人程度だった。学生が書いたものを尊重して載せたが、分かりやすく書き直すというのも別な場面においては必要になってくるかもしれないと感じた。

 

≪授業全体≫

・学生の誤用のうち、どれが全体でシェアすべきでどこまでは個人指導かを瞬時に理解して授業のなかに組み込んでいくなどしていくことが大切だと感じた。今回の授業において、「探させた」などシェアすべき問題かどうかはやはり学生の宿題状況などを細かくみていかなければ分からないと考えた。学生がペア読みや答えの確認をしている際どこまで覗いても良いのかというのも少し疑問に感じる。

・宿題に関して、学生さんはやはりとてもおもしろい回答を書いてきていたりするのでどうやってシェアしていくかを考えることも大切だと思う。そうすることで学生もただ宿題をして答え合わせをして終わりではなく、やった宿題は授業で何かしら活かされるというものがあるとより良いのではないかと感じる。(授業に参加しているというのがより強くなるのではないかなと考える)

11月27日 実習日

授業開始

・出席カード配布

 

クイズ

 

速読「119番に電話をかける」

・語彙の確認

・速読(5分)⇒答え合わせ

・PPTで日本の救急車について問題紹介

 →学生さんの国について質問

 

精読「空飛ぶ自動車」

・ペア読み(5分)

・答えの確認+語彙の確認

・「そうだ」の確認

・PPTでスカイカーの紹介

 →学生さんに質問

google form「スカイカーの問題」

 →7分間ペアで読みあい

 →答え確認+問題点確認

 

授業終了

・宿題の確認

 

≪実習に関して≫

・事前に2回リハーサルを行ったことで、当日の実習が比較的スムーズに進んだ

・実習前の段階の話だが、個人的に「読解」の授業においてどこに重点を置けばいいのかが不確かな点があった。それが初めのリハーサルをしたことで分かり、軌道修正をすることができたと考える。

・教材についても先生からアドバイスを頂けたことでより学生の目線から修正し、授業に臨むことができた。

・当日の授業では、想定していたよりも、前半の進みが早かったので質問を組み込み調整することができた。

・学生に質問を向ける事に関して、学生さんがとても協力的だったのでとても助けられた。一方でなかなか質問の回答が出てこなかった際に強引に発言させていた点がある。もし質問がスムーズに出てこなかった際に考える時間を与えるなど工夫が必要だと感じた。

 

実習を通して、まず「読解」の授業をどのようにデザインし、何に重点を置くべきなのかが少しではあるが掴めたと感じる。これまでは文法の授業の模擬授業などはしたことがあったが、読解だけの授業は見た経験もなかったのでとてもいい機会だった。教案を作成している段階では不明確さはあるものの、授業見学を通して流れは掴むことができていたが、実際にリハーサルをしてみると自分でも気づかないうちに文法寄りの授業になっていた。そこからまずリハーサルの大切さを改めて実感したとともに先生からアドバイスを頂いた「読解のための文法」に注目し無ければいけない事をリハーサルを通してまず学んだといえる。

授業当日は、学生さんがとても協力してくれたのがとても大きかった。学生さんが協力的だったおかげで授業もかなりスムーズに進んだ。また語彙のチェックに関しても一度問いかけをすると2つ目以降は学生さんも理解してくれたようで向こうから発言してくれた。今回はどの語彙も学生さんが分かっているものだったが、もし学生さんにとって未習のモノだった場合はどのようにしていくかも検討して行く必要がある。

 

11月13日 実習5日目

8:40 授業開始

   今日の授業の流れを確認

8:45 クイズ 解説

   ・答えの記入の仕方「~から」

8:52 精読「肉を食べると」

   ・答え合わせ・文型の確認

9:00 「肉を食べると」に関する内容確認のPPT

9:06 速読「カレー」

   ・語彙リストを渡し、3分間確認

   ・速読

9:15 速読の答え合わせ、解説

9:25 google formアクティビティー

   ・ペアで読む→問題

   ・答え合わせ

9:36 練習 文の文型をつかむ

9:50 精読「お元気ですか」

   ・ペア読み(5分)

   ・PPTで分かりにくい箇所の説明

10:00 授業終了

 

google formアクティビティーについて≫

・早く終わる人たちと、時間がかかかるグループとで差が出てきていた。特に、漢字が苦手な学生はハンドアウトに読めない漢字をマークしていたのだが、確認するとほぼすべての漢字にマークがなされていた。差が出てきてしまったが、漢字を読める人、読めない人の差を考慮していくべきだと感じた。→スコアを書いてくれと指示した際、漢字があまり得意ではない学生が「スコアを記入するのか」のようなリアクションを取っており、成績が関係ない以上スコア付けするというのも考え直した方が良いのか、どうか悩みが生じた。

・読む量・問題に関してすこし量が多かったと感じたが、それでもほとんどのペア/グループでは読みは終わっていたので、問題の量などで調整をしていけばよいのかなと感じた。

・写真を使ったことはかなり正解だったように考える。また、トピックが自分の国ということもあってか、学生が自主的に料理に関して話をしているような場面が見られたので良かったのではと感じた。

 

≪授業全体≫

・前回も私語について述べたが、今回は授業で分からなかった箇所を先生に質問→納得のような流れになったように見えた場面があった。しかし先生からの解説では整理できていなかったのか中国人の学生同士で話し合っていた。やはり一概に私語はだめというのではなく、学生の文化によることも配慮しつつ、授業の進行に支障が出なければいいかなと自分の中で考えた。

・精読のペア読みにおいて、早く終わったグループに関しては答えの確認を先にしていたのを見た。googleのアクティビティーにおいてもそうだが、早く終わった人が出た時、手持無沙汰にならないよう適時指示を出していくことが大切だと感じた。

11月6日 実習4日目

8:45 授業開始

   ・授業の流れの確認

8:46 速読「常識」

   ・語彙リストを配布し読む

   ・速読し問題を解く

8:55 速読答え合わせ

8:58 速読「常識」を詳しく読む

   ・速読に出てきた語彙などを確認し問題を解く

9:15 google form宿題アクティビティー

   ・7分間ペア/グループで読む

   ・空欄の答え合わせ

9:25 「消したいもの」の文法解説

9:34 精読「肉を食べること」

   ・ペア読み→軽い解説

   ・問題文に対して回答の仕方をアドバイス

9:46 クイズ

9:55 授業終了

 

google formアクティビティーについて≫

・読む時間を7分にしたことで、どのグループも全文読むことができていた。しかし、時間が余ってしまったような雰囲気が出ており、そうなった時のために時間ができたらすることも考え、適時指示をしていく必要があると感じた。

・指示の出し方をアドバイスいただいたように板書に示しておいたことで、スムーズに活動に移行することができたと感じる。

・アクティビティーの目的自体が不明確になっていたと感じる。文法項目(空欄に日本語を入れて回答)に注目することが読むことの目的になってきたように漢字、本来は面白い意見をシェアするというものだと考えると、話し合ったりという活動も含めたりした方が良いのかとも考えた。ただ話し合いをして面白い回答を教えてと言ってもなかなか学生さんから発言することが無いので、それも工夫して考えるべき点だと感じる。

 

≪授業全体に関して≫

・全体的な印象として、学生も授業に関して慣れてきているように感じる。それが原因かは分からないが、速読のクイズが終わった際に話し出す学生もいた。ただ、授業の進行が始まれば止めるので問題はないと感じるが、自分も学生という立場が分かる以上慣れることはいいこともあるが、慣れすぎるのも良くないなと考えた。

・数字+助数詞や「~」の読み方など、記号の読みは漢字とはまた別の枠組みとして読めない日本語であり、適時教えていく必要があると感じた。

・クイズの際裏面に気付かなかった学生がいたが、ああいった状況の中でどのように判断すればいいのかは難しいなと感じた。ダメとするか、それとも今回のように5分伸ばして回答を許すか判断の基準はどうすべきなのか教えていただきたい。

 

8:45 授業スタート

   ・授業予定確認

8:46 クイズ解説

8:55 精読ペア読み

9:00 精読解説 ・・・行数の確認

9:10 「自国の万次郎」 google form宿題

9:25 文の構造をつかむ

   ・「は」と「が」について

   ・問題の回答・解説

9:35 精読「万次郎」

   ・ペア読み

9:45 万次郎について紹介

9:50 精読答え合わせ

 

≪アクティビティーについて≫

・読む量/問題の数に対して5分は短かった

・アクティビティー開始の指示は前回に比べ改善されたと感じるが、最後の指示(髪を回収するのか等)については甘かった

・漢字はもちろんだが、カタカナでつまずいているような学生も見られた

 

≪授業全体≫

・精読の際、いきなり内容に入るのではなく万次郎について説明をしてから精読の答え合わせに入るというのは、学生にとって理解のチェックにもなると考えた。

・ペア読みの際、ペアで呼んでいる人もいるが中にはペアで呼んでいるのか分からず、携帯電話をいじっている生徒も見られた。語彙をチェックするツールとしても使えるが、語彙のチェックにしては使用時間が長かったのでどのようにすべきなのか迷うところだと感じた。

10月23日 実習3回目

8:45 授業開始

   ・自動販売機について紹介

   ・ペアで精読のチェック

9:00 間違いやすい語句をチェック

   精読答え合わせ

9:02~12 クイズ⇒時間になったら回収

9:15 自動販売機のgoogle formをレビュー

9:20 google form宿題アクティビティー開始

9:30 速読「自分の消したいもの」

   ・語彙リスト配布し、3分読む

9:41 速読答え合わせ

9:46 精読

   ・答え合わせ

   ・ペア読みは来週

 

≪アクティビティーについて≫

・ペアで行うことによって、学生同士分からない単語などを聞きあうことができるのでより良いのではないかと感じた。

・指示を出すという点においてはまだ曖昧なところがあり、特に時間のコントロールに関してそれが顕著だと考える。プリントが行き渡った学生がアクティビティーに入りだしてしまったので、時間をコントロールすることを考えると先にプリントを渡して説明をするなどの方が良いのかもしれない。

 

≪授業全体≫

・クイズの際に間違ったプリントが行き渡り、授業内でできなかった学生がいたのだが、やはりこういった事態を防ぐためにも学生がアクティビティーをしている際に教室を回るということが重要になってくると感じた。

・教室を回って確認することの重要性のもう一つとして感じたのが、学生たちは読み方が分からない語句、意味が分からない語があった時に自身のスマホで調べていたりするが、それでも間違ってしまうことがあるのだと分かった。授業中にある学生が「門」を「かど」と検索してフリガナを振っていたのだが、その文脈においては「もん」であったため訂正をした。自分たちで調べられる一方、必ずしも正しい訳ではないこと、だからこそ教師が教室で見回る事が改めて重要だと感じた。

 

10月16日

8:40 名前確認、出席カード配布

8:45 今日の授業の流れ確認

   出席カードへの宿題チェック記入についての説明

8:50 速読のためのボキャブラリー確認

8:52 5分間速読「自動販売機」

8:58 答え合わせ+内容の確認

9:10 ストラテジー練習

9:25 ストラテジー練習答え合わせ

9:35 グーグルフォーム宿題の速読

9:45 精読の解説

10:00 授業終了

 

≪グーグルフォームの速読について≫

・教材作成初期の段階で、非漢字圏の学生への配慮が欠けていた。実際授業中に学生さんに話を聞いたところ、内容は難しくは無いが漢字が読めないため難しく感じると話していた。⇒reading tutor等を活用しつつも、難しい語彙には既出であってもルビを振るなどする

・5分間速読をさせた後にどうするべきか考えをもう少し詰めるべきであった

・アクティビティーを行うまでの指示が不明確、何のためのタスクなのかを明らかにする

 

≪授業全体≫

・答え合わせやペアでのタスクを行っている際、教室の前の方に座っている学生は先生を呼び止めやすい一方、後ろの方に座っている学生は問題があっても呼びにくいのかなと感じた。教師側が満遍なく教室を回ることがより重要であると感じるとともに、そうすることで教室の前側、後ろ側が関係なくなると感じた。

・始めに授業の流れを見せることで、学生自身もどこまでするのか理解しよりスムーズになると感じた。